ドイツと日本、往復しながら考えた。さて、どっち向かって歩いて行こうか。


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ドイツが考えているかもしれないこと?

100万人の難民を受け入れることに対してどう思いますか?

「ちゃんと経済的に自立している人達なら問題ないけど、そうじゃないからねえ。」
「これから難民にかかる住居や生活費、どうするんだろう。」
モーニングショーの街頭インタビュー。

他人事のようなコメントですが、一般ドイツ人の認識はこんなもんかな。
これから福祉アパートメント(Sozialwohnung)を建てる予算を今年の倍にして急いで建てなくちゃいけない。とか具体的に政府も動くようで、税金はこれからどんどんそちらに使用されていくわけですね。 何兆円かの予算が今後数年間で計上されるとのことですが。しかし、それぐらい使っても大丈夫な状態に、今、国の経済があると言うことなんですよ。これは。

ドイツ語も話せない、おそらく自立するつもりがあるのかどうかさえ分からない。宗教も習慣も全く違う100万人の見ず知らずの人達を受け入れる度量は半端ないな。と感心します。

ドイツ人がただ人道的な理由でこれほどの巨額の貢献をするだろうか?
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ドイツは長年アフガニスタンに派兵していて、国家予算を随分(言い方は悪いが)無駄に捨てた経験があります。ギリシャに多大なお金を出したのも記憶に新しい。

それに比べれば今回難民救済に使うお金は、EUの盟主としてこの大きな問題の主導権を握り解決に向かってやることはやるぞ、と言う選択は目的がはっきりしているし、納得がいく。
あやふやな形でお金が出て行くのなら、誰からも称賛される方法でお金を出した方がいい。

しかし第二次世界大戦前、ドイツは第一次世界大戦後の大不況の後、再び経済的に立ち直ろうとしていた時期にユダヤ人が大量に移民してきた、もしくはユダヤ人が経済的に台頭してきたことがあり、ドイツはヨーロッパ各国にユダヤ人をどうにかしてくれ!とお願いしたらしいのですが、何処も助けてくれなかった。
それがあのジェノサイドへの一因であった。と言う話をドイツ人に聞いたことがあります。
もちろんあの大虐殺のいい訳にはならないと思いますが、難民を受け入れるのはドイツ人にとってはある意味贖罪の思いもあるのかな。世界史上最悪と言って良い事件を引き起こしたドイツは未だにあまりにも大きなマイナスイメージを背負わされています。コンプレックスと言っていいかもしれない。その払拭ができるなら少々の無理はするぐらいの気持ちはあると感じます。

もっとうがった見方をすれば中東問題に文句がつけられないような貢献をしておけば、将来への備えになる。
戦争に巻き込まれるよりずっと安上がりです。

たぶん政治的判断はもっと複雑で、EUの中での駆け引きがあってのことだと思います。
しかし、これができるのは国民に借金の無いドイツだからで、世界有数の借金大国の日本にできることではありません。
ドイツにはいろいろな意味でプラスになるという裏打ちが無ければできない決断。しかし、それを今、この時点できっぱり言い切った所がドイツの偉い所じゃないかと思います。
EU設立後の15年間で蓄えたドイツの国力、手持ちカードを大舞台で切った。
政治家の力量の差が日本とあり過ぎて。ちょっと悲しい。

世界への貢献は戦争地域への派兵では無く、別の形で貢献できるようにした方が歴史的に評価されるんじゃないでしょうかね。 安倍さん。 まず借金減らしましょうよ。

ああ、なんか、書きたいこと書いてしまったけど、炎上しませんように。お気に障ったらすみません。先に謝っておきます。


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by Rottenmeier-ffm | 2015-09-21 20:54 | ドイツ生活 | Comments(5)
Commented by Vic at 2015-09-23 16:28 x
安倍さんは増税その他で、プライマリーバランスを正常に戻そうと努力していますが、国民、野党が反対していますよ。あなたが想像しているものと違うとおもいます。気に障ったのではなく、事実、現状を把握されてからお書きくださいませ。安保法案は「戦争反対」「人権擁護」を叫べば通るとおもっている左翼系のプロ市民の人々の扇動です。そのような人々と中国系、朝鮮系の人々がおかしなプラカードを掲げてデモをしていました。
そのおかしなデモ隊の人々の報道はされていません。ドイツがなんらかの本音を言うことができないのと一緒で、日本人もGHQや中韓にそのような贖罪意識を植え付けられてしまっているので、法律の審議をすることすら罪だと思ってしまっているのでしょう。
とりあえず、自民党と安倍首相が嫌いでも、事実認識はしてくださいませ。
Commented by Rottenmeier-ffm at 2015-09-24 01:16
vicさんコメントありがとうございます。いろいろな考え方があるし、どの意見も一理あります。後はそれぞれの立場や性格できっと事実の認識変わってくるんじゃないかなと今は思ってます。私が国のリーダーに求めるのは運がいい人ですわ。歴史を左右するような出来事を前にした時の判断はもう神頼みに近いものがあるんじゃないかと思いますね。別に神様信じてるわけじゃないですけど。
Commented by Vic at 2015-09-24 09:29 x
人それぞれの考えがあるものですね。
事実は人によって変わってはいけないものです。そして、事実認識は事実を正確に把握しなければいけないものです。もし、それを人によって違ってもいいというのなら、社会の運用システムに支障をきたすと思うのですけどね。
事実の認識の努力を放棄してしまっている人々が世界に多いのなら、スピリチュアルな非合理がまかり通るということでしょう。とりもなおさず、それは現代ではなく中世的でありISが体現するような世界であるような気がしますわ。
ま、そういう人もいるということは承知いたしました。お邪魔致しました。ごきげんよう。
Commented by Rottenmeier-ffm at 2015-09-24 17:58
Vicさんコメントありがとうございました。私もスピリチュアルな非合法を信じてるわけじゃないんですけど。お気に障ったら失礼しました。ごきげんよう。
Commented by kobuta at 2015-10-29 00:28 x
「ドイツは国民の借金(赤字財政)がない国だって? 嘘もいいところだわ。。私の住んでいるイギリスを含め、EU諸国や他の先進国はどこの国は赤字ですよ。税金が高くて豊かなスカンジナビアの国々だっって、高収入のスイスやルクセンブルグだって、GDPに対し30−50%程度の国の赤字はありますよ。まあ、あなたはジャーナリストでないので、情報の正確さは売りではないんでしょうが。あまりにも住んでいらっしゃる国のことをご存知でないことにショックです。すごくいい加減。もう少ししっかり勉強してください。ちなみにドイツの国の赤字がGDPに対し70%前後であったはず。詳しは、European ComissionのEurostat のGeneral government gross debt - annual dataというのサイトでチェックしてください。

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