ドイツと日本、往復しながら考えた。さて、どっち向かって歩いて行こうか。


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振り出しに戻る。

現在、ドイツの会社と組んで進めているプロジェクトは2年間半の紆余曲折の末、ようやく私が最初に思い描いた形に限りなく近い状態で今後進んでいくことになりました。

2013年の年末ぎりぎりに初めて訪れたドイツの会社。
初めて会う輸出マネージャーといきなり4時間ぐらい話をした記憶があります。
一時はその人がこのプロジェクトから外れそうになったこともありましたが、輸出トップで入ってきた若造が数カ月でクビになり、また輸出マネージャーが戻って来て、現在に至る。
一旦私が絵に描いていた流れとは違う形でビジネスが動き始めましたが、8月からはほぼ私が2年半前に提案したビジネスモデルでスタートです。

よく2年半我慢したなあと思います。 誰も褒めてくれませんけどね。
一企業の輸出マネージャーとして彼は迷いながらも、徐々に私の提案を受け入れてくれました。
最終的に「振り出しに戻った」だけなんですけど、あまり前例のないことを遠い日本でやってみると言うことを思い切ってくれたことに感謝します。

・・・まあ未だにぶつぶつ言ってますけど。

たぶん彼は私を信用してくれたのだと思います。このプロジェクトが全く成功しなかったら彼のクビが今度は飛びます。なんとしても成功させねば。

このプロジェクトは彼と私二人で進めてきたと言えます。いろいろな方の手助けをいただきましたが、今年、来年である程度このビジネスモデルでの成功が確認できたら、彼と祝杯をあげたいと思います。

さて、紆余曲折している間に最初の目的が胡散霧散することは良くあることです。
今回曲がりなりにも当初の目標にたどり着けた要因は
「私がぶれなかったこと」にあるんじゃないかと思います。

最初に描いた絵が正しいと自分では信じているし、別の所で実績を作って見せ、信用を得て、何度も説得してきた。
・・・粘り勝ち?

でも結局何のバックグラウンドもない私がドイツの老舗会社を動かすことができたのは、人と人とのつながりで誠意を見せることができたのが大きいと思っています。
儲かるわけでもないのに最初から結構一生懸命動きました。自分の描いたモデルが正しいと証明する方が目先の儲けより私には大事だったのです。

これは一人で動いているから利益を度外視した動きを取れるのであって、もし会社に属していたらこんな勝手なことはできなかったでしょう。
でもそれを誠意として受け取って評価してくれたから、最終的に私が描いた通りにドイツの会社が動いてくれた。
結構満足してます。

とはいえ、商売はこれから。成功までの道のりはこれから始まります。

「大きな目標を掲げ、紆余曲折しようともその目標から目を離さないこと。」
絵にかいた餅、つまり売上とか利益とか数字はどうとでもいじれます。小手先の耳に心地よいデータより大局を見据えた目標。これがあるかないかの差は大きい。

企業を動かすのに利益が上がることは必須ですが、それ以外に時代の潮流を読み、数年後の予測を立て、それに即した対応について考える。それが正しいと相手に信じてもらえたからここまで来ることができた。

残念ながら中国の企業でこの手法が通じるとは思えません。私の知る中小中国企業の経営者達はいくら儲かるか、以外のことには一切興味を示しませんでした。
ドイツの企業だったから、輸出部長が彼だったから、・・なのかもしれません。

このブログは私の考えをまとめるのに一役買ってくれています。時々数年前の自分のブログを読み返して、根本的な考え方は数年前から変わっていないことに気づきます。

こうやって考えを反芻することができる時間がとても貴重で、お金に代え難いものだと思います。
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by Rottenmeier-ffm | 2016-06-30 23:15 | ビジネス私見 | Comments(2)

イギリスの印象

ここ数日ドイツもイギリスの話題でもちきりになっております。
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私にとってイギリスは
ドリトル先生 と メリーポピンズ と の国でした。
ハイティーンの頃にはシャーロックホームズ、ミスマープル、ポワロのイメージがそれに加わりましたが、それらは全部20世紀初頭、大英帝国は健在、そして中の上以上の階級の人達の生活を描いたもの。
一般大衆-おそらく人口の70%以上を占める人達がどのような教育を受け、モラルの下に生きているのかは把握していなかったと思います。
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ですからもう10年ほど前、ドイツ人に「イギリス人は宵越しの金を持たない。」と言う気質であるという見解を聞いた時には違和感を覚えました。
一般的なイメージの話です。
もうお金が無いと思っていた所にたまたま20ユーロ札をポケットにあるのを見つけた。と言う設定で――
ドイツ人は「これで何日食べられるだろう。」と考える
イギリス人は「ラッキー!飲みに行こう!」とパブへ直行する。
と言うのが、ドイツ人の持つイギリス人のイメージだったわけです。

江戸っ子の設定はさておき日本人気質はどちらかと言うとドイツに近いですよね。
私はイギリスがイメージ的にラテン気質に近いとは思ってもみませんでした。

ドイツのニュースでUKのEU離脱について話す時 良く「ポピュリズム」という言葉が聞こえてきます。
大衆に迎合して人気をあおる政治だそうですが、アメリカのトランプ氏の人気っぷりをテレビで目にするたびに
「本気なのか?」とアメリカ国民の正気を疑いたくなります。しかしながらいわゆる雰囲気とか熱みたいなものはテレビからでは伝わってきません。その場所にいないとわからないもんなのでしょう。
ドイツだって第二次世界大戦のナチスへの熱狂ぶりは常軌を逸していました。
今回のUKのEU離脱もなんだか雰囲気にのまれて離脱しちゃった、(てへぺろっ)みたいな印象がぬぐえないんですがそれはEU側の情報操作なんでしょうかね。

大衆はおそらくものすごいエネルギーの塊でそれが雰囲気にのまれると、雪崩のように一方向に押し寄せることになるのかもしれません。
そこで少々冷静な意見をかましてもどこかに吹き飛ばされてしまうのがおちです。

イギリス国民も熱が冷めたら一体なんでこんなことになっている?と思うかもしれません。
キャメロンさん、なんでEU離脱の国民投票するなんて約束したんでしょうかね。政権維持の交換条件にするには大き過ぎる掛け金だったのではないのでしょうか。っていうか、交換条件にしていいものじゃなかったはずなのに。 ・・ばかなの?

しかし、政治の世界がこういった玉石混合のまま進んでいくしかないのが現人類の文明の限界だと思います。ナショナリズムや保護主義に傾いて行く時勢が始まる「のろし」として後世記憶されることになるのかと思ったりします。

例えば今中二の甥が結婚して子供が生まれてその子供が中二になるまで34年ぐらいあるんですが、その時彼らが使う歴史の教科書には既に2016年が歴史の転換点のように書かれているのかもしれませんね。

まあ、間違いなく全世界でイギリス国民気質を認識させられ失望した人が大勢いたことと思います。
この時代、イメージダウンしちゃうと回復には時間がかかるのだけど、大丈夫かなあ。



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by Rottenmeier-ffm | 2016-06-29 19:46 | EUビジネス事情 | Comments(2)

UKのEU離脱考察

木曜日37度まで上がった気温にすっかりばててしまいました。金曜日も33度まで上がりましたね。
フランクフルトは急に猛暑になり、あわてて扇風機を引っ張り出す始末。週末、穏やかな気候に戻ってくれたおかげで一息つきました。
やれやれ、急激な気温変化は年寄りにはこたえるわっと。

金曜日ミーティングで久々に会った取引先ドイツ人。
第一声が「イギリスのEU離脱、予想してたかね?」

私の答えは「ナイン」
「僕もまさかないだろうと思っていたよ。」

ちょっとびっくりしましたね。しかし、常々イギリスは文化圏としてはアメリカに近くていわゆるヨーロッパ大陸の国々とは一線を引くと思っていました。
イギリス人にとってアメリカは自分たちの祖先がつくった新興国なのでしょうが、何度かイギリスに行くたびに思い知るのは「ここは完全にアングロサクソン文化圏で、イギリスはアメリカの属国なのか?

イギリス人が聞いたらババ怒りされそうな意見ですが、ドラッグストアやスーパーで売っている物がその他のEU諸国と違うんですもの。 パリに行ってもフィレンツェに行っても家庭用品コーナーには結構見慣れたものが並んでいますが、ロンドンで見かける家庭用品はアメリカから来ているのでは?と思えるものが多かった。
まあ、見慣れないので目に着いただけなのかもしれませんが。

これから被るかもしれないさまざまな不都合より、今被っている不都合にけりをつけることにした英国の皆さん。人口6400万人は国内消費だけで経済を発展的に成長させていくのに充分なんでしょうか。
イギリスが世界のトップだったのはもう数100年昔の話で、富をもたらしてくれた植民地はもうないのに。いや、連合国とやらの連携は私たちがうかがい知ることもないほど強いものがあるのか。

急激すぎる円高は私のビジネスにさえ多少の影響があります。勘弁してほしい。

未だに信じられないことですが、アメリカではトランプ氏が次の大統領候補として残っているどころか優勢でさえあるとか。数ヶ月前、トランプ氏が大統領に立候補していることを知った時何の冗談かと思いましたが、真剣に支援しているアメリカの国民の皆さんがいらっしゃるんですね。
これもびっくりです。

しかしながらトランプ氏のお考えにしても、今回のイギリスのEU離脱にせよ、大きな流れとしては外に向けて開いて行く時代は終わり、うちに籠る時代に来ているのかな、と。

とある知人の見識では日本は200年ほどのスパンで開かれた時代、閉じられた時代を繰り返してきた。
江戸時代の鎖国は確か250年続いたのでしたっけ?その前は鉄砲伝来やキリシタン伝道師来日もあり、開いていた。古くは遣唐使が行き来していた時代、そうでない時代・・・
言われてみればなるほど、と納得します。
ペリー来航が1800年代半ばですからかれこれ160年経つわけですか。
時代の移り変わりのスピードが昔とは比べ物にならないくらい早いことを考えると日本もそろそろ閉じて行く時代を迎えるのかもしれません。
右翼の台頭やテロに対抗するための愛国心の啓蒙の傾向。
難民の受け入れ政策は破綻をきたし、打つ手が無くなった先進国。

本音は「もう知らんわ。」というところなのかも。

日本も
「私たちはできるだけ他国に迷惑をかけないように、平穏な日々を過ごすことに専念します。世界の長になること等夢にも考えません。ですから、どこの国も我々に迷惑をかけないようにしてね。」と言う流れにあるような気がします。(と言うか私も内心そう思っている。)

アフリカ諸国や戦乱の渦中にある中近東の国々には冷たく聞こえる本音ですが、実際の所できる範囲の国際協力をする以外何もできない。
20世紀から現在に至るさまざまのの火種をまいた当事者である大英帝国の末裔が全く責任を取るどころかEU離脱して「私らのことはほおっておいて。」と言う態度。アメリカも内を向き始めたら、紛争地域は一体どうなるんでしょう。

毎日のニュースが示すグローバリズムの終焉。
世界各国が保護主義的な方向に舵を取ったらどんな時代になるんだろう。

インターネットはたぶん内に籠る性質を助長させる傾向があるんじゃないかと思う今日この頃。
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by Rottenmeier-ffm | 2016-06-27 18:29 | EUビジネス事情 | Comments(2)

すっかりご無沙汰。

日本に3週間滞在したものの、6月1日から3日までインターナショナルインテリアライフスタイルショーがあり、その前後はかなり忙しかった。
なんと言ってもこのショーがうまく行くかずっと気になっていていっぱいいっぱいでしよ。

先週金曜日ようやくフランクフルトに戻ったものの、今日からベルリン。そのままミュンヘンへ。
戻るのは土曜か日曜という、結構長い出張へ。
今回の出張はサポートではある物の昨日はホテルや移動の飛行機の手配におおわらわ。

これが終わったら絶対ゆっくりする。
とりあえず、ドイツで生きてますよーのご報告。


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by Rottenmeier-ffm | 2016-06-14 16:30 | ドイツ生活 | Comments(6)

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