ドイツと日本、往復しながら考えた。さて、どっち向かって歩いて行こうか。


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カテゴリ:旅情報( 173 )

トスカーナの風景2

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写真の真ん中にまっすぐに続く道がわかりますか?

城塞都市アンギアーリの中心にある広場から、来た道を振り返って見たらこの光景が広がっている。と言う感じでしょうか。
実際車で来るとこのまっすぐな道を途中で右に入り駐車場へ導かれるのですが、もし昔の旅人のように隣村から歩いてきたらこの道をずっとてくてく上ってくることになるのでしょうね。

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フィレンツェから2時間ぐらいかかるのではないかと思います。帰りは途中で渋滞に捕まり、かなり時間がかかりました。(久しぶりに車に酔った)

ドイツとは違う文化圏に来たなあ、とつくづく思いました。

少し写真の空の色が違うのは露出オーバーなんでしょうか。いつもの通りにAUTOモードで撮ったのですが。

美しい一日でした。


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by Rottenmeier-ffm | 2016-04-28 16:32 | 旅情報 | Comments(0)

何でもない誕生日

本当はまだフィレンツェに居るはずでしたが、昨日朝早くにルフトハンザからメールが。
「4月27日の便がキャンセルされました。便の変更をお願いします。」

X`*+Jじぇ@「「||\\^-!!!

目が覚めた。

ウェッブサイトでは事態がどうなっているのかわからず、何度か電話をかけてみると
「ストライキのため電話が混雑しております。後でおかけ直しください。」の繰り返し。

ただの「乗客の人数が集まらなかったのでキャンセルになったのだろう。」とたかをくくっていたら、別方面からメールが。
「明日から空港職員の組合があちこちの空港でストにはいります。」とのこと。

これは、相当、やばい。

あわててその夜の飛行機にサイトから変更手続きをして、事なきを得る。
無事フランクフルトに戻れました。
いやー参りました。危なかった。一体何日ストをするのか知りませんが、いつまでも帰れなくなっていたかもしれない。間一髪セーフ。

今回はフィレンツェ郊外を友人が車で回ってくれました。
ピエロ・デッラ・フランチェスカを巡る旅。(フィレンツェ田舎生活便り2のCHIHOさんお勧め!

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モンテルキという村の美術館で「出産の聖母」 を拝見。
マリアはティーンエイジャーより少しだけ上という設定。つまり14歳ぐらいだったってこと?
で、ヨセフは結構年いってましたよね? 凄い年の差結婚ですけど。 マリアの口元が少々への字なのもこの際仕方なかったのかもしれません。(お察しします。)
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それからサンセポルクロという町で昼食を食べ、美術館へ。
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残念ながら目玉の「キリストの復活は修復中」でこんな感じでしか見ることはできませんでした。
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「サンタゴスティーノ多翼祭壇画」はどうやら複製画らしいのですが、フレスコ画はいずれにせよ「取り扱い注意」なものが多いので仕方ないですよね。
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美術館を出たら外が騒がしい。どうやら村祭り。弓矢の大会みたいです。
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この後、アンギアーリと言う城塞都市を目指しました。
続きは明日。

あ、そうそう。今日は誕生日でーす。
予定がくるったので家でボーっとすることにした。


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by Rottenmeier-ffm | 2016-04-27 20:30 | 旅情報 | Comments(9)

ノルウェーリゾート地での新年

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年末はパーティー三昧で過ごし、新年明けた1月1日昼前からわたしと友人夫妻は夫妻の持つセカンドハウスへ移動。
くるまで3時間半ほどかかるオスロとベルゲンノルウェー2大都市の丁度中間地点にあるGeilo。
スキーリゾートで有名な街です。
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友人のセカンドハウスもスキーゲレンデのすぐそば。スキーを履いたままゲレンデに行けます。
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わたしたちは2泊しかしない予定でしたし、わたしはスキーの準備も何にも無しでしたので今回スキーは楽しみませんでしたが、マイナス7度の小雪がちらつく中、ゲレンデを挟むエリアを散策しました。
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完全防備。友人からスキーパンツやスノーブーツを借り受け、1時間ほどの散歩。マイナス7度の外を歩くと、吐く息で顔を覆っていたマスクがあっという間にパリパリに凍ります。
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年が明けた1日の夜あたりからようやく寒くなってきたとのこと。ここもずっと暖かな冬だったようです。
1月3日再びベルゲンに戻るべく車に乗った我々が目にしたのは来る時とは全く違う雪原の風景。
気温はマイナス14度まで下がっていました。来る時はプラスの気温でしたから、雪もかなり上って来ないと積もっていなかったんですが。

マイナス10度以下と言うのはドイツでもたまに経験する寒さです。しかし、一番気温が高いであろう昼ごろの気温がマイナス14度。 朝晩は何処まで冷えたんでしょ。
良く晴れて冷たい空気が肺を満たすのが心地良い。
・・・と思うのは5分ぐらいでそれを過ぎるとさすがに車に逆戻り。
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そんな中、スキーカイトを楽しむ人達を見かけました。
いやー5分外に居るだけで凍えそうなのに、スカンジナビアン恐るべし。
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マイナス14度と言うのはかなり寒いです。都市の中でのマイナス14度と大雪原の中でのマイナス14度はたぶん体感温度は違うんじゃないかしら。まあ、都市でもさすがに昼間ここまで寒いとあんまり外に出て仕事する人もいないよね。オフイスの中でならまだしも。
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大自然の美しさを満喫しました。
ダイヤモンドダストを生まれて初めて見ました。
空気の中の水蒸気が凍り、回り中がきらきら輝いていて天国もかくあらん、と言う風情。
レインボウではなくスノウボウ?とでも言うのか、あちこちに虹が地表から立ち上がるように見えます。
雲も虹色に輝いて、物ごころついてからこれまで見た風景の中で一番美しい風景を見ました。

地球って美しい惑星なんだ。と改めて実感しました。
翻って、ミクロの世界、とは言わないまでもジャケットに降りかかる粉雪。驚いたことに全く溶けていないので雪の結晶が肉眼ではっきり見えます。
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北海道よりもっと北、北緯60度の北極圏にとても近い場所です。
砂漠も北極圏も人類を拒むほどの厳しい自然環境には、見たことも無い美しい風景が広がっているようです。


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by Rottenmeier-ffm | 2016-01-10 23:47 | 旅情報 | Comments(0)

デンマーク到着。

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デンマークに到着。 今2時間半の電車の旅の途中です。
飛行機到着から電車の出発まで1時間しかなかったのでフライトが遅れたり、荷物の受け取りに時間がかかったらアウトかと思ったのですが、無事に予定した電車に乗れました。
どうやら友達の情報通り、帰省の混雑のピークは過ぎているようで、飛行機も電車も混んではいません。
それにしても、飛行機着陸からターンテーブルで荷物を受け取るまで10分でしたよ。フランクフルトから1時間のフライト、まあ国内移動と同じ感覚ですからそんなもんなのか?パスポートコントロールもなかったし。
コペンハーゲン空港はそれほど大きくないし、きれいなので好きな空港です。
それにしても荷物が速攻で出てきたので45分ぐらい電車を空港駅で待つことになりました。
とはいえ、1時間に1本あるかないかのインターシティーですから仕方なし。

珍しく電車も時刻通りに来たし、5時45分に家を出て13時に友人が待ってくれているmiddlefart という駅まで至って順調にたどり着けそうです。

あ、デンマークの電車、フリーwifiです。去年は駄目だった気がする。あちこち便利になるねえ。


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by Rottenmeier-ffm | 2015-12-24 19:51 | 旅情報 | Comments(0)

サンクトペテルブルグを歩く

ペトロパヴロフスク要塞
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いや、この要塞の名前なんて右向いて左向いたらもうきっと忘れてると思うんですが、とにかくこの要塞はエルミタージュ宮殿の川を挟んで斜め向かいにあります。
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中にはこの町の発祥の核とも言える教会があります。ぐるっと壁に囲まれている広い空間に建物があちらこちらに立っています。昔は海軍の施設だったりしたんでしょうね。
どうやら牢獄にもなっていたようで、社会主義運動が盛んな時期、多くの運動家がここで囚われの日々を過ごしたそうです。
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ロシア史に全く詳しくない私には、入口に「どこそこの誰誰が、この部屋でで4年間幽閉された」とか書いてあってもどなたなのかさっぱり皆目見当もつきませんが、貴族階級の人や軍の偉いさんなんかも捕まっていたようですから、ここには様々なドラマが展開していたに違いありません。
しかし、まあ、辛気臭い所でした。
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この要塞の川に向かっている壁の上を歩けるように数十メートルの遊歩道があるのですが、その日はたまたま映画のロケをしていてクローズ。入場券売り場に書いとけ。と思ったのは私だけなんですかね。。
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ネフスキー大通りと言うのはいわゆる目抜き通りです。
何度も行ったり来たりしましたが、今回は全く買い物をしませんでした。エルミタージュとバレエで時間を取られてそれ以外に時間を割く余裕が無かったこともありますが、いやー私の食指が動くショップが、何一つありませんでした。
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みやげ物屋は中国後でサインが書かれてあり、マトリューシュカが並んでいました。
パス、です。

ミニスーパーには入ってみましたが、ミネラルウォーター以外買う物はなかった。

んーーー文具屋とか本屋とかには入ってもいいかなとちょっと思いましたが、エルミタージュで来年のカレンダーをお土産用にまとめて購入した以外、買い物はしませんでした。

お食事は遅くとも7時前にはマリインスキー劇場にいなければならなかったので、遅い昼を取ることで夜はほとんど飛ばしました。(ホテルでスナックを食べたりして済ませた。)
ケンピンスキーホテル最上階レストランはは見晴らしがいいと聞いたので行ってみた。
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おいしかったんですが、結構なお値段でした。パリ並みか?
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ホテルで教えてもらったなかなかおしゃれなレストラン。ビーフストロガノフとボルシチは食べておかないと。
ここもケンピンスキーホテルほどではないにせよ、それなりにお支払いした。

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ペテルブルグ最後の食事はここ。
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味はまあまあでした。でも高いです。お昼で30ユーロ越えはドイツではありえない。(ワインも頼んでないのに。)

物価は結構高いのかもしれませんね。ちなみに美術館や教会の入場料はドイツとそれほど変わらないと思いました。

また数年したら、マリインスキー劇場にバレエを見に行きたい。そして今度はペテルブルグから少し離れた所にあると言う離宮を訪ねてみたいと思います。
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これで旅行記を終わります。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。


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by Rottenmeier-ffm | 2015-10-06 00:05 | 旅情報 | Comments(4)

血の上の教会

♪ ジッとかみしめてごらん
  ママの暖かい心が
 お口の中にしみとーるよ~

 遠いお菓子のお国の便り
 おとぎの国のロシアの~
 夢の小鳥がはこんでくれた~
 Pルナス~Pルナス~ モスクワ―の味~
Pルナス~Pルナス~Pルナ-ス~

これが歌えた人は昭和40年代関西にいた人だと思います。
そしてこのコマーシャルのロシアのイメージを決定的に植え付けられていると思いますが、心当たりのある方、手をあげて。
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血の上の教会と言う物騒な名前の付いた教会を見た時モスクワじゃないけど、この歌を思い出し、教会を見て回っている間中、頭の中をリフレインしてました。
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どうやらこの教会は皇帝が19世紀後半爆弾で暗殺された場所に建てられたとのこと。物騒な名前の由来はそこからのようです。それにしても爆弾テロは19世紀からあったんですね。

この教会の完成は1907年。現代建築の先駆けと言えるバウハウスやコルビジェの活動が1910年代から始まることを思えば、随分懐古主義的なデザインと言える気がする。
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しかし、その時代に、かけるお金があったんだねえ。お金持ち! とにかく全部モザイクですから!どれだけ手間暇かかっているんでしょう!
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手工芸の価値としては計り知れない。芸術的価値があるかどうかはわかりませんが。(少なくともフランスでは印象派が活躍していた時代にアートムーブメントへの貢献はしてないですね。)
これがラヴェンナの教会のモザイクみたいに6世紀の作品だったら、世界遺産筆頭だったと思いますが。
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イサーク大聖堂 
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セントペテルスブルグで一番由緒のある教会だとどこかで聞いた気がする。
ここはイヤーフォンのガイドを借りて回りましたのでそこでの話だったかも。
1818年から1858年までの40年間をかけてつくったとのこと。
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建築家はフランス人(モンフェラン)で彼はこの教会の建築終わって1カ月後だか、2週間後だか、とにかくすぐに亡くなったらしいのですが、完成を見届けることができた。とても幸せな建築家ではないでしょうか。
ここもモザイク画です。屋根の金も本物で何百キロもの金が使われているとか。
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フィレンツェやローマの大聖堂からアイデアをもらったり、最新の電気鋳造技術を駆使したり、新旧の技術を取り交ぜて出来上がった大聖堂。
材料は全部本物ですし、お金はものすごくかかっている。
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何度も言うけどこれが200年300年前に建てられていたらもっとすごかった。けど、19世紀半ばですからねえ。・・・びみょう。 いや、とにかくゴージャスです。

一見の価値はもちろんあります。

すみません、明日で旅行記終わります。


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by Rottenmeier-ffm | 2015-10-06 00:04 | 旅情報 | Comments(0)

エルミタージュ 2

エルミタージュ美術館は元王宮だけあっていわゆる 「箱」―建物だけでも見ごたえがあります。
が、しかし、中に展示されている物も世界的に有名な絵画や彫刻があり、ちょっとびっくりです。

個人的にびっくりしたのはベルリーニの
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聖テレサの法悦」ローマSanta Maria della Vittoria教会蔵の、縮小モデルと言うか、本格的な作成に入る前の試作段階の作品が展示されておりました。
バロック彫刻の最高傑作らしいです。聖女テレサがある日体験した奇跡(法悦・脱魂)が題材。聖女が幻の中に見た天子によって心臓を火(Fire)の矢で突き刺された時感じた激しい痛み、それと恍惚感をあらわしたもの
――とのことですが、私は2009年天使と悪魔ツアーと称し、ローマに遊びに行った時実物を見ています。
出来上がりはこちら↓
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久々にお目にかかりました。そういやローマも6年行って無いのか。そろそろまた行ってもいいころだ。
(当時の記事リンク)
ミケランジェロの彫刻、これはまだ完成前。彫り跡も生々しい感じです。これはきっと弟子がつくっていたわけでなく、ミケランジェロがきっと自らの手で彫っていたものなんでしょう。
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ちょっと触ってみたかった。(もちろんダメです。)なんとなくロダンの考える人に似てるな、と思ったんですが、ロダンさん、ここからアイデアいただいていませんか? (あくまでも邪推です。)
ダヴィンチ、ラファエロ、レンブラント、ベラスケス、一級名画が目白押し。
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そして印象は以降の作品は3階に集められているはずだったんですが、現在工事中で3階は禁止。
あきらめるしかないか!と思ったら、どうやら他の建物で特別展示中。
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王宮前広場の建物の中にこじんまり扉が開いている場所があり、中に入ると・・・
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古い建物の中に新しい建物建てた?みたいなかんじで、こちらに印象派以降の近代―現代美術は展示されていました。
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ね?ここにあったのか!って思うでしょ?

この他にも世の中で一番贅沢につくらせたらこうなりました、と言うような工芸品もたくさんあり、おとぎ話の王様って、ロシアの皇帝がモデルなんじゃないかと思いましたよ。
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これ、ちゃんと動くんですってよ。羽を広げているところをビデオでやってましたから。
でかいです。ガラスケースは縦2mX横3mぐらいはありました。

あと、教会も回ったんでしたっけ。もう一日お付き合いください。


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by Rottenmeier-ffm | 2015-10-05 04:37 | 旅情報 | Comments(0)

マリインスキー劇場で海賊

Le Corsaire ―海賊―
数あるバレエのプログラムの中でも人気があります。
私は初めて観たのですが、人気の理由がわかりました。
見せ場が多いんです。
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難しいステップや、ピルエット、を数分間踊りきって歌舞伎役者が見得を切るよろしく、ポーズを決めた時、観客から拍手と歓声!
それが随所で繰り返され、息をつく暇もありません。
ストーリーは単純です。海賊の頭が惚れた女を領主から奪い返してハッピーエンド。(なんか身も蓋も無い解説だな。)

海賊役のダンサーも確かに見せ場が多かったですが、主役はやはりヒロイン。
メドーラと言う美しいヒロインはなんと!ラッキーなことに前日観た白鳥を見事に踊ったマリインスキーの若きプリマドンナ、アリーナ・スモワ だったんです!!!
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プログラムのキャスト名をチェックする前に、彼女が舞台に登場して踊り始めた直後、「もしかしたら、昨日の白鳥の人か?」と気づきました。
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化粧も衣装も違いますから、なかなか前日初めて観たダンサーの踊りを見分けること等難しいと思います。
が、彼女のダンスは明らかに他の人とは違う。

やはり、腕、手、指先に至るまでの動きがとても優雅なのです。
凛とした品があって、舞台の上に立っているだけで存在感がある。 
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今回バレエを二晩連続で観ましたが、ドイツで観る演出よりマリインスキーの演出はとても素人にわかりやすい演出でした。演劇の要素が強いと言うか。
ダンスの部分と、演じる部分とはっきり分かれていたように思います。
バレエですがお芝居を観ているような感じです。

衣装も伝統的なデザインです。たまにドイツで演出を現代に持って来て衣装が現代風に変わってしまったりすることがありますが、やっぱりプリマはチュチュで、ちゃんとトウシューズを履いて踊って欲しい。
お姫様はお姫様らしい格好で、王子さまや海賊もひと目でわかるような衣装がいいです。
つまり、やはり見栄えのする容姿でないとかなり厳しい。

オペラの場合、ピンカートンよりでかい蝶々夫人だったり、ちょっといろんな方向に育ち過ぎているブリュンヒルデだったりすることもありますが、歌が見事であれば良し。
しかし、バレエは容姿も美しいことが要求されますね。踊れるだけではだめだ。

バレエは最高のエンターテイメントだと改めて思いました。
ダンスを小さいときからずっと習って極めた人しかダンサーを職業とすることはできない。
その上、無駄なぜい肉が1gも無い体型をキープしなければならない。持って生まれた長い手足を訓練で更に美しく磨きあげ、自由に動かせるようにあらねばならない。

そんなダンサーが一晩の舞台におそらく50人から100人近く集まって一つのバレエ舞台を作り上げていく。
演奏はもちろんオーケストラ生演奏。豪華な衣装、凝った舞台装置。
これほど凝縮されたぜいたくな時間ってなかなかないですよね。
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2時間半ほどの間、夢の世界に浸って、ゆるゆる歩いてホテルへの帰り道、スーパームーンがセントペテルスブルグをぼんやり照らすのを眺めました。
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明日からはエルミタージュ美術館と教会のご紹介。まだまだつづくぞ。


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by Rottenmeier-ffm | 2015-10-02 22:28 | 旅情報 | Comments(4)

マリインスキー劇場でバレエ

昨日はマリインスキー劇場で見たオペラについて書きましたが、今日はセントペテルスブルグに到着した日と翌日に観たバレエについて。
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マリインスキーバレエ団はあの存命中から既に伝説化していた世界のプリマ、マイヤ・プリンセツカヤ、ハリウッド映画で有名になったバリシニコフなど、きら星のごとく有名なダンサーが所属。バレエ史の中で最も存在感のあるバレエ団と言えましょう。
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オリジナルのマリインスキー劇場は超豪華!確かに皇帝陛下が御観覧になってしかるべしという作りになっています。ヨーロッパの栄華の面影が残る劇場です。
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9月25日はマリインスキー劇場の233回目のシーズンオープニングデー。8月から9月後半まで夏休みです。(観光客用に白鳥の湖の公演を行っていたみたいですが。)9月後半から新しいシーズンが始まります。
オープニングプログラムは19世紀活躍したミハエル・フォーキン振付によるプログラム
1.Chopiniana (ショピニアーナ) 
ショパンの曲から3-4曲。(確か舞踏への招待と太田X散のコマーシャルの曲はあった。その他は曲名が判りませんでした。) 

2.Le spectre de la Rose (薔薇の精)
これはニジンスキーが踊って有名になったダンスなんですよね。男性のコスチュームもニジンスキー扮する薔薇の精とほぼ同じで、その上彼が踊っていた舞台でこのダンスが観れるとは!

3.The Swan (白鳥)
白鳥の湖では無く、サン・サーンスの瀕死の白鳥の方です。マイヤ・プリンセツカヤの18番でした。
もう彼女しか踊れないんじゃないかと言うぐらい彼女のイメージが強いプログラムですが、マリインスキーが誇る若きプリマ アリーナ・スモワ によって見事に演じられました。 どうやらマリインスキーはダンサーの腕の長さや美しさにこだわったらしい(Wikiより)のですが、確かに体全体のプロポーションは言わずもがな。バレエダンサーにとって腕の細さと長さは重要です。特にこのスワンは腕の動きだけで死にゆく白鳥の苦しみや悲しみ、そして安らぎに至るまでの心境の変化まで表現しなくてはいけません。アリーナは完璧に美しい腕の持ち主です。細いのですが、骨皮筋衛門と言う感じではありません。無駄な脂肪を取り除き極限まで細くしたらああなるのか。と言う腕です。(二の腕にコンプレックスのある私としてはうらやましい限り。)
実はこのチケットを買った、いや、この旅行を決意したきっかけはこの「白鳥」をオリジナルの舞台で見ることができる!と知ったからでした。
いやー眼福でした。
私にとってこれ以上の舞台は無いです。

4.Scheherazade (シェヘラザード)
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ハーレム?のお話しです。王様がいない間に美姫達が奴隷達を開放してまあ、浮気するわけですな。酒池肉林。で、中でも一番の姫君は黄金の奴隷といちゃいちゃするわけです。ところが留守にしていたはずの王様が突然帰って来て、浮気が露見。王様ばば怒り。奴隷達を美姫ともども切り捨てる。でも一番寵愛していた姫はさすがに切り捨てごめんをためらっていたが、黄金の奴隷の方をあっさりと切り捨てたため、その愛妾も隙を見て短剣で自殺。・・・というメロドラマです。
出演者全員とてもなまめかしくて、ダンスもとてもエロティックでした。18禁か。
バレエはもうちょっとエロティックな要素は排除され、演劇的な要素はそぎ落とされるが抽象化されるのかと思っていましたが、いやーこれは、まるで大衆演劇の如くわかりやすかった。
一番の愛妾を演じたダンサーは目力が凄い人でしたよ。ダンスよりそっちの方が印象に残ったとはこれいかに。しかし、後ろに座っていたイタリア人おばちゃん5人組には大受けで「ベリッシモ!」連発でした。
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なんだか長くなりすぎたので、新劇場で見たバレエ「海賊」はまた明日。


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by Rottenmeier-ffm | 2015-10-01 21:56 | 旅情報 | Comments(2)

マリインスキー劇場でオペラ

マリインスキー劇場はロシアを代表する劇場です。
バレエ団はつとに有名で、名だたるバレエダンサーがここの出身。
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今回はバレエとオペラを観てきました。
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3日目の夜に観たオペラはマリインスキー2と言う新しい劇場で上演。
オリジナルのマリインスキー劇場の隣にありますが、さすがに真新しいだけに音響や座席等設備は最新技術を駆使して建てられています。
オペラを観るならこちらの方がいいでしょう。
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オペラ題目は
The Lefthander

ロシアを代表する作曲家シチェドリンがロシアを代表する指揮者ゲルギエフ60歳の誕生日に捧げたオペラだそうです。
今回はゲルギエフ自らの指揮で演奏されたオペラを堪能しました。
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レフトハンダーはロシアの(ロシア語の発音って何回聞いても聞きとれないのでちょっと自信ないけど)
「レブチャ」(左利き)と言うロシア人なら誰でも知っている小説が元になっていると言うことなので、まずはその小説を読んでみました。
ニコライ・レスコフは19世紀のロシアの有名な作家ですが、(私は知りませんでした。)この小説は日本語翻訳版が見つからなかったので、英語版を購入。
物語の内容は

19世紀(または18世紀末)、皇帝がイギリスで最新技術で作られたダンスする鉄製の蚤にいたく感動し、それを持って帰った。次の皇帝がそれを受け継ぐものの、「これより素晴らしいものがロシアの技術者にもできるはずだ。」とムチャぶりをし、臣下がなんとかトゥーラと言う街の職人「レフティー」にその命令を委託。
「レフティー」は職人たちと蚤に靴をはかせると言う神業をやってのけ、皇帝もご満足の至り。
そして「レフティー」はそれを持ってイギリスに行きイギリス人の鼻を明かしてやれ、と言う新たな命令を受ける。通訳と一緒にいやいやながらロンドンに向かったレフティーはイギリスで新しい蚤を披露し大いに称賛される。
恵まれた環境下で働く職人を見て、ロシアでの自分達の立場との差を感じつつもレフティーは望郷の念にとらわれる。イギリス人の引き留めにも応じず、船で帰途につくレフティー。
荒れた航海ではあったが、船の上で水夫と飲み明かし正体の無い状態でセントペテルスブルグに到着したレフティーを待っていたのは警察の面々。彼らは正式な書類を持たないレフティーを不法な輩と判断しイギリスでプレゼントされた上等のコートや時計をはぎ取り、生き倒れが運ばれるような病院に連れて行き厳寒の中放置する。
レフティーはイギリスで見た銃の手入れが前皇帝がそれを見て以来、全くされていなかったということを、現皇帝に伝えなければ!と末期の息で訴えるものの、願いは聞き届けられる事も無く。息を引き取る。

オペラはこのほぼこの小説通りでした。ロシア語のオペラで、サブタイトルの掲示板が舞台の上の方に設置されていたものの、前もってストーリーの予習をしておいたのは正解でした。

この小説の意味するところは「新しい技術とか才能をまともに評価できない。」と言う自虐的なロシア人の思いではないかと思います。
いずれにせよロシアにとって最新技術は西からやってきます。自国にも立派な技術が在ってもそれを評価して育てる土台が無いと言うことなんでしょうか。
そんな国が労働者が主役の社会主義国を作ったんですから、運命とはつくづく皮肉なもんです。

オペラは「The Lefthander」 と英訳されましたが、本の英語版題名は Lefty です。
どちらも左利きという意味ですね。

マリインスキー劇場までホテルから歩いて20分ぐらいかかります。オペラがはねてのんびり帰途に就いたところ、ロシア人女子三人組としばらく同じ方向に歩くことになりました。
「マリインスキー劇場からの帰りですか?」と話しかけてたら、彼女達は私が初日に見たバレエをマリインスキー劇場オリジナルのほうで見た帰りとのこと。しばらく方向が一緒なので、
「小説、The Lefthanderを知っているか?」と聞いてみた。
「レブチャ!もちろん、みんな知ってるよ!」という答え。

そして、「ロシア語で才能が秀でていたり、手先が器用だったりする人のことをレブチャと呼ぶんです。それはこの小説から来ています。」
と言う事実を知り、「へえええええ。」と感心しました。
どうです?新事実発見ではありませんこと? (ってロシア語やロシア文学専門の人にとっては周知の事実だったりするのか?)
c0180339_22225528.jpg
指揮台にあったゲルギエフのスコアと指揮棒
ゲルギエフが指揮する演奏はとても豊かで、舞台の演出は素人にもとてもわかりやすく、素直に楽しめるオペラでした。シチェドリンが作曲した曲の数々は私でも後で鼻歌で歌えるようなきれいで印象に残るメロディーでした。

もし、このオペラを観るチャンスがあるのなら、お見逃しなく!お勧めしておきます。

明日はバレエについて。これがまた素晴らしかったんですよ!


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by Rottenmeier-ffm | 2015-09-30 22:27 | 旅情報 | Comments(0)

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