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ドイツと日本、往復しながら考えた。さて、どっち向かって歩いて行こうか。


by Rottenmeier-ffm

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デートの効用。

この年になるまで、まあ、恋愛沙汰と全く無縁だったわけではありません。
華やかな思い出はありませんが、それなりにどきどきしたり、ものすごく幸せだったり、ものすごく落ち込んだり、という経験は、ありました。
デートの効用。_c0180339_23212028.jpg
今日の朝ごはん、焼きりんごでした。

自分の今までの経験を振り返ると、自分の方から男性を好きになったことは、多分ないです。
そして、ものすごくもてた記憶も残念ながらございません。

いろいろなタイプの人がいて、自分が好きになるというところに恋愛のポイントがある人も沢山いらっしゃると思います。

好きになった人から、振り返ってもらえて、相思相愛になる。・・・という少女マンガのような幸せな恋愛はしたことがない残念な人生です。

おまけに典型的な、ツンデレ、です。
かわいく甘えたりできるタイプではありません。

自分でも結婚出来なかったしなかった理由がこれほどわかりやすい人も少なかろうと思います。

しかし、この年になってのデートというのはそれなりに楽しいもんだと気づきました。

コートを着せ掛けてもらう、といった単純な行為に始まり、

全てにおいてレディーファースト、基本に忠実なエスコートを受ける。

賞賛される。

・・・これが嫌いな女性はいないでしょう。

とある男性が(それが好みのタイプであれば尚良し。)自分のことを「特別に大切に扱ってくれる」というのは、これは、自尊心を満たされる以上の快感です。

その扱いにふさわしく振舞おうとする努力も楽しい。
精一杯装う、
立ち居振る舞いに気を使う。
楽しい会話を続ける。
(私の場合、つい地が出てしまい、受けをねらう言葉が口をついてしまうので台無しですけど。)

・・・つまり、結論は、  私は自分が好きなのか。

恋愛体質ではないだろうとは思っていましたが。

この年になってのデートでは、緊張しすぎて疲れることもなく、純粋に楽しい時間を過ごすことができます。

この余裕は男性を前に結婚だの、将来だのを考える必要のない時期に至った女性特有のものなのか?
(つまり雌としての役割を放棄した者の開き直り?)

「自分の人生は自分で守って歩いていける。」という見通しがさすがにこの年になるとあるので、
敢えて、男性の庇護は必要ありません。

竹内さん的(生物学的?)に言うと

「あなたの子孫を残してあげるから、私を庇護して(愛して)ください。」

という、生物学的な恋愛の意味の「大前提」が最初から除外されている出会い。

男性側からすると明らかに本能に反する選択です。
(多くの男性は本能に従うので、自分の年は省みず無条件に若い女性が好き。というのが定説ですね。)

お互いにこういうことがわかっているので、冷静で、ハプニングも少ないお付き合いともいえますが、それでも、それなりに楽しい。

無理のない程度にお互いに自分の必要とされている役割を演じる。

どのあたりが相手にとって適当な距離感なのか。
昔と違ってそこを踏み込んでもっと先に進みたいという思いはないんですね。

しかし、距離をお互いに探っていく過程というのは、なかなか楽しいです。(腹の探りあいというか・・・。)

普段の生活とは違うエネルギーも必要です。

それなりの年齢になってからのお付き合いの仕方というのは、こんな感じなのかなあ。
とてもオールドファッションでちょいと面食らいましたが、ルールに従ってこまを進めていく方法は今の私にはあっているのかもしれない。(ゴールがどこにあるのかはわからないですし。)

これがね、日本人の男性だと、ルールが違うというか、型を楽しむというのが難しい。

これからの人生、まだまだいろいろ楽しめることはありそうです。

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by Rottenmeier-ffm | 2010-11-19 00:17 | ドイツ生活 | Comments(12)
Commented at 2010-11-19 00:29 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2010-11-19 01:48 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Rottenmeier at 2010-11-19 07:10 x
かぎこめJさん、私と違って多分相手にほれるタイプですよね。尽くすタイプだからもてると思いますよ。
仕事柄なかなかよい巡り会わせがないのかもしれませんが、これからですって。
Commented by Rottenmeier at 2010-11-19 07:13 x
カギコメMさんああ、もう日本語以外受け付けませんか。確かに機微のある会話を外国語で続けるのは私にも無理です。(だから、うまいのか?という言葉が出てくる。)しかしディナー友達ぐらいなら外国語の友人も大丈夫だと思うんですが。。。。だめ? まあ、日本人とご飯を食べに行くのは楽だし楽しいですよね。
Commented by phary at 2010-11-19 07:21 x
<距離をお互いに探っていく過程というのは、なかなか楽しい>
んー、ナンとなぁく淡々としているけどどこかほんわかしたいい関係になりつつありますね。
Commented at 2010-11-19 12:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Rottenmeier-ffm at 2010-11-19 19:45
pharyさん、おぢさんが茶飲み友達を求めているのか、いわゆる、フロインディンを求めているのか、はっきりしませんが、私は今のポジション、居心地がいいです。あんまりにも友人過ぎると緊張感が失せるし、あんまり女性を意識されても今は引きそうなので。
あちらも同じ気持ちでいてくれるとありがたいのですが。
Commented by Rottenmeier-ffm at 2010-11-19 19:51
かぎこめJさん、好きにもいろいろあるのでしょうが、Jさんの情熱はたいしたもんです。完璧な片思いというか、憧れというのは思っているほうにとって一方的にエネルギーがもらえるわけで、それはそれでよいことです。
それに、相手は遠いので勝手に盛り上がることも、忘れちゃうこともできるというのはある意味、楽かも。
エネルギーを充填されたところで、仕事もがんばってください。(でも無理はしないように。)
Commented by らくだのせなか at 2010-11-19 22:57 x
実は、今日、私の生徒さん(65歳ひとり暮らし・離婚経験あり)がですね、同じようなことを語ってくれたんです。
彼女は、ネットで知り合った(遠方に住む)男性と、月に一度くらい会って、食事をしたり、散歩をしたりしているのです。「お互いに自分の生活のリズムを変えるつもりはないし、緊張感を保てる今の関係がちょうど心地よい」のだそうです。
勿論、彼女の場合は、年齢もRottenmeierさんより、随分と上だし、年金生活に入った人なので、比べるのも変なのですが・・・。
自立した大人の女性ならではの、異性との関係の楽しみ方ではないかと羨ましく思います。

かくいうワタクシ、信じられないことに、惚れっぽく、惚れた相手にはトコトン尽くす人間でもありました。(←20代半ばまでの話) でも、惚れた相手に惚れてもらった経験は・・・ほぼなしです。20代後半で開き直ってからは、どんどんと面の皮が厚くなり、体型同様、どっしり感が売りのオンナとなりました。
Commented by Rottenmeier at 2010-11-20 05:27 x
らくだのせなかさん、その65歳の方の心境、良くわかります。まったくの友人同士だとまあ、それも良いのですが、面白くない。少し異性同士であることを意識しているあたりが楽しいです。いいなあ、私も65歳になってもそういったお付き合いが出来たらなあ。
尽くすタイプなんですね。かわいいです。若いときって不器用でしたよね。今ならもっと要領よく振舞えたのに、と思ったりしませんか?
Commented by つぐみ at 2010-11-20 06:33 x
う~~~ん、進展はゆっくりなものの、なんとなくほんわか、心地よいムードなのかなあ、、、と安心(?)してしまいました。
多分同年代なんですが、結婚はしたものの、生活と育児に追われ、子供のことで喧嘩して、、、そのほんわか、心地よい緊張ムードと疎遠になってしまった自分としては羨ましいです。
Commented by Rottenmeier-ffm at 2010-11-20 06:48
つぐみさん、ご結婚されて家庭を築かれたらパートナーとの関係は変わるのが普通ですよ。それがまた居心地が良くてよいのではないですか?
絶対安心できる場所というのがない、定住できない私にはうらやましい限りです。

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