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ドイツと日本、往復しながら考えた。さて、どっち向かって歩いて行こうか。


by Rottenmeier-ffm

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5つ目の味覚。

いろいろな国籍の方達とお食事共にする機会に恵まれる立場に居りますが、
現在のところやっぱり食事を共にして一番楽しいのは

日本人。

ご存知のとおり、甘味、酸味、苦味、塩味 そして旨味 が味覚の基本と認知されております。

この旨味は日本人が発見したとの事ですね。

そして東アジアの中国、ベトナム、タイ、などの国々の料理にも旨味を生かした料理が沢山。

しかし、西洋料理には旨味を意図的に生かすものは、伝統的に--ブイヨンとかコンソメとかのごく一部のフランス料理以外には無いと聞いています。

良いお肉を使えば、肉の旨味がありますからね。単純においしいです。

この、旨味を生かした料理で鍛えられている日本人の味覚は、5つの味覚を感じることが出来るよう発達している、 はず。

ドイツ人と食事をしても、どうもねえ、おいしいねえ、ぐらいの感想しかでてこない。

肉は肉。野菜は野菜。パンはパン。

--と分けて食べるヨーロッパ人には、

おかずを単体で食べる。 ご飯と一緒に口の中で混ぜて味わう。

といったひとつで二度おいしい食べ方もわからない。

食事を一緒にして楽しいのはやっぱり同世代の日本女性。

私の場合、各国のB級料理を一緒に食べ歩いてくれるFAの友人や、帰国時に必ず一緒に飲みに行く面々、それから家族、

彼らと食べる食事が一番おいしいです。

イタリア人の友人と食べる食事はそれなりに楽しかったな。
彼らも食に関しては永遠に話を続けることが出来る人種だ。
(イタリア料理もイタリア人と食べると量の多さに最後は苦行になってくる場合もある。)

いずれにせよ、今世界で一番食にこだわっているのは日本人じゃないかと思います。
そしておいしい物を一番良く知っているのも日本人ではないかと。

しかしながら、ドイツ人にも確固たるおいしい物基準があって、それ以外は

Fremd・・・(よくわかんない。)

になってしまう。単純な味しかわからない人ほど、食事には保守的です。
毎日同じ物を食べていても平気。

なんてつまんない人生なんだ!

洗練された舌をもっていない人にはわからないおいしさ。

残念だけど、こればっかりは言葉を尽くしても伝えきれない。

おいしい物を一緒に食べても、一緒に感動できないって、つらい物があります。

デートするのはやっぱり日本人の方が良い。
という結論に達した、ロッテンマイヤーでした。

5つ目の味覚。_c0180339_2434520.jpg
5つ目の味覚。_c0180339_244015.jpg

この前パリで食べたフォワグラと栗のスープ、デザートのスフレ。アルザス料理のレストラン。絶品でございました。前に座っている人は差し置いて一人で感動して食べました。




ああ、秋刀魚が食べたい・・・。
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by Rottenmeier-ffm | 2010-10-19 02:53 | ドイツ生活 | Comments(17)
Commented by toramutti at 2010-10-19 04:35
炊きたての白いご飯のおいしさをわかるのが日本人。あぁ、日本でお米を食べたいなぁ。
Commented at 2010-10-19 05:07 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by みき at 2010-10-19 06:13 x
この記事はICEのおじさんと関係あるんですか?
それともそれは私の深読み・・・(笑)?
Commented by koyuki at 2010-10-19 13:17 x
わたくしもみきさんと同じように思いました。
ICEさんは悪い人じゃなさそうだ、くらいの感想しかない他人が何をいうかという感じですが。だって気になってるんです。
Commented by Rottenmeier-ffm at 2010-10-19 16:22
みきさん、ICEおじさんも、食べ物に大してして関心がないのは典型的なドイツ人であります。しかし、写真はパリのディナーで、例のアメリカ人と一緒でした。アメリカ人も大していい物を食べつけていないような感じでした。
Commented by Rottenmeier-ffm at 2010-10-19 16:24
koyukiさん、ICEのおじさんは良い人ですよ。しかし、退屈な人でもあります。書き出すと長くなるので今日のブログの本編で愚痴りますので、どんなもんかまたご相談に乗っていただけるとありがたいっす。
Commented by Rottenmeier-ffm at 2010-10-19 16:36
toramutti さん、日本で新米を塩結びにして食べたい!
これ、ほとんど夢に出てきそうですよね。
Commented by Rottenmeier-ffm at 2010-10-19 16:38
カギコメさん、ドイツ語圏共通して食べ物に関しては質素ですからね。というか、日本が情熱を傾けすぎな気もしないでもない。
しかし、グルメを気取ることが出来るのは文化が爛熟した証拠のような気がします。そういう点では文化的にこの点では日本のほうが進歩しているんですよ、きっと。
Commented by らくだのせなか at 2010-10-19 19:20 x
ドイツ語圏でも食い意地が張った人がいますが、食い意地=(肉の)量が多いというイメージです。
確かに、私が真面目に作った日本食を美味しいと食べてくれる人もいますが、大体は「旨み」には鈍感なのです。ただ、一緒に暮らすうちに、「旨みを感じる力」を鍛えられるんじゃないかな。夫も、9年目にして、偽アジア料理やの「ただ味噌をお湯に浮かしただけの味噌汁」を美味しくないと感じるようになったのです。だしが入った日本のお味噌汁は、インスタントであろうと「おいしいね」と喜びますよ。
うんうん、わたしも皆さんと一緒で、「ICEの君」のことかと思いました。
Commented by Rottenmeier-ffm at 2010-10-20 01:59
らくだのせなかさん、質より量は確かにドイツ人に関しては有効です。しかし、訓練すれば何とかなるものなんですね。すばらしい。
訓練し甲斐のある人がそばにいるのは良いことです。
わたしは、訓練済みの人のほうが楽でよい気がしています。もう若くないし。
Commented by Eric at 2010-10-20 02:35 x
Rottenmeierさん、らくだのせなかさん、こんにちは。
うーん、訓練しても我が夫はものにはなりませんでしたね(進歩はもう期待しないので過去形)。
私、自分で言うのもなんですが、結構まめに手作り、
インスタント物は滅多に使わないし、
まじめに縦飯、横飯、料理しているのですわ。
でも駄目ですね。
ドイツ人の客ががヴヨンをなんでとったのか質問したら、
ちゃーんと昆布でとった出汁なのに夫は得意になって、
知ったかで、これは豚肉のなんとか、
使ってもいないものを言ったり、で娘と目が点。
味覚を記憶できないのですよ。
でもまわりのドイツ人には得意そうに説明しますけどね。
たいてい間違っています!

訓練済みの人の方が味覚を共有できて楽に違いないと思いますね。
Commented by mai at 2010-10-20 03:48 x
あまりにも、その通りなのでデジャブかと思ったEricさんのコメでした...横レスですが、どうしても書きたくて。
過去形、なんです、我が家もw
料理もします、あ~本当にデジャブの様です(-_-;)

なので私も訓練済みに一票です。
Commented by Eric at 2010-10-20 04:02 x
うちだけではなかったのですね、恥ずかしかったのです、こんなこと書くのは・・・。
Commented by らくだのせなか at 2010-10-20 05:06 x
Ericさん、maiさんへ
あの~、恥ずかしながら・・・。
うちの夫、料理音痴でまったくダメなので、美味しいかどうかはわかっても、出汁を何でとったとか、この料理に何が入っているか・・・なんて、説明できないですよ~。
ただ、義母が物凄いグルメというか、美味しいものを良く知っていて、自分でも美味しいものを完璧に作ることに喜びを覚える人なのです。日本でも、汚いけれどすごく美味しいと評判のお店に連れて行ったら、「昨日行った、見た目が綺麗なお店よりも美味しかった」とコメントしたのです。
もしかして、夫はそういう母親に育てられたから土台があったのかもしれません。義父は、まさに「質より肉の量」のタイプですよ。
Commented by Rottenmeier-ffm at 2010-10-20 07:03
Ericさん、そうなのか、少しばかり報われない努力があったわけなんですね。まあ、味覚は本当に個性の強い物ですし、何が良いとか悪いとかじゃないんですけど。それでも、それだからこそ、共通点を見出した時、うれしいのかも。しかし、ご主人はEricさんの努力をとりあえず認めていらっしゃるようじゃないですか。その点は評価してあげないと。
Commented by Rottenmeier-ffm at 2010-10-20 07:05
maiさんも同じくむなしい努力をされたと。しかし、子供の頃から魚やだしで育っていないと育ちにくい感覚なのですから、仕方ないかも。
これってない物ねだりなんでしょうか。
Commented by Rottenmeier-ffm at 2010-10-20 07:07
らくだのせなかさん、よく出来た義母がいらっしゃるのですか。ドイツ人にもそんな人がいるんですね。ご主人は幸せな息子だ。でも、味音痴?
旨味がわかりつつあるのはきっと、おいしい物を食べて育ったからですよ。これからもご主人の味覚、育ててあげてください。

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