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ドイツと日本、往復しながら考えた。さて、どっち向かって歩いて行こうか。


by Rottenmeier-ffm

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天使と悪魔 ツアー1

黄金のローマです!

3回目の訪問なのですが、考えたら10年近くぶりかもしれません。

さて、今回の課題は 
イルミナティ (天使と悪魔)の舞台となった場所を歩いて辿ってみる。です。

原作天使と悪魔とお読みになった方で、もうすぐロードショーにかかる映画を楽しみにされている人も多いかと存じます。
私もその一人です。ちなみに映画のタイトルはヨーロッパ語圏内ではIllminatiですが、日本語のタイトルは天使と悪魔のようですね。

本を読んでいなくて、映画を楽しみにしている人はネタばれしています。
大ラスについては触れずにおきますが、ストーリーを追いかけますので読み進まれる場合は、覚悟の上でどうぞ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

封切り前に映画のロケ地になった(はず)の場所に行ってきました。
映画監督の話では撮影時はバチカンをはじめ、教義上の問題もあって、ロケが難しかった教会も多く、スタジオを作ったり映像を作ったりしたものも多かったようです。

ですから、映画よりこっちがオリジナルです。

5月3-5日の間にとった写真です。日曜日はミサがあって教会内部には入れなかったりしたので実際にはあちこち行ったり来たりする羽目に陥りましたが、ここではわかりやすくストーリーの順番にご紹介しましょう。

Angels & Demons
ロバート ラングドン教授はアメリカ自宅で夜中にたたき起こされ、スイスに連れて行かれ、そのままイタリアに転送されます。
そして到着したのはここ
天使と悪魔 ツアー1_c0180339_174620.jpg

バチカン市国

そして法王の選挙コンクラーベの有力候補者4人が誘拐された後を追い、1時間ごとに起こる殺人事件を食い止めるべく、夜中のローマを走り回ります。

想定される犯人はイルミナティに属する者。
イルミナティは科学を信奉する者達がバチカンに対抗して組織された秘密結社。

ヒントはローマ中に散らばった彫刻。

第一の殺人現場のヒントを見つけたロバートが行った先は
天使と悪魔 ツアー1_c0180339_1131176.jpg
パンテオン


ラファエロのお墓があるところ。
天使と悪魔 ツアー1_c0180339_1144779.jpg

しかし途中で、ラファエロのお墓がパンテオンに移動したのがかなり後の時代だということに気づき、あわててヒントを見直します。

そして向かったのが
ポポロ広場 Piazza del Popolo

ポポロ門の上にイルミナティを象徴する星を見つけここが第一の殺人現場だと確信します。
天使と悪魔 ツアー1_c0180339_1165439.jpg


サンタマリア デル ポポロ 教会 (Santa Maria del Popolo)
キージ家礼拝堂(Capella Chigi)がこの教会の中にあります。
天使と悪魔 ツアー1_c0180339_1335996.jpg
天使と悪魔 ツアー1_c0180339_1295931.jpg

イルミナティの象徴である、ピラミッドで飾られた礼拝堂は彫刻家ベルニーニの手によってデザインされ、有名な彫刻”ハバクックの天使”もベルニーニ作。

残念ながら中央の部分は壁も床も修理中で多いがかかっていて見ることができませんでした。
床のモザイク”死の戦い”のそばには血のあとが・・・
天使と悪魔 ツアー1_c0180339_202735.jpg

礼拝堂の床には 悪魔の穴 というファミリーの中でもあまり重要でない人たちの遺骨がほおり込まれる穴が開いています。蓋はきっとこんな感じだったでしょう。
天使と悪魔 ツアー1_c0180339_125172.jpg


そしてこの穴の中に第一の犠牲者が口に土を詰め込まれ下半身を土に埋められた状態で発見されます。
Earth という刻印を押されて。


長くなるので続きはまた明日。
そうそう、ローマで偶然お見掛けすることとなったお方はこの方
天使と悪魔 ツアー1_c0180339_1411046.jpg


へへ。小さくてわからないでしょ? 明日はちゃんと引き伸ばしてご紹介します。

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by Rottenmeier-ffm | 2009-05-07 01:49 | 旅情報 | Comments(6)
Commented by phary at 2009-05-07 06:27 x
きゃーん、Rottenmeier さーん、私が確認したいと思ったところをちゃんと撮影してくれたんですねー。
やったー、これで又わざわざローマに行かなくてもいいわー。ありがとうございマース。(←何もあなたのためにわざわざおさしんを撮ってくれたわけではないと思、、、)
Commented by Rottenmeier at 2009-05-07 18:01 x
pharyさん、いやいや、ぜひローマへも行ってください。テーマを決めて旅行するのはけっこうたのしいですし、ローマはそうやってターゲットを絞って見ないと、みるものがありすぎて。おさしん一杯取ってきましたのでがんばってアップします!
Commented by le-jide-ji at 2009-05-07 20:40
いいな、いいな、こんな旅行は本当に楽しいでしょうね。映画が見たくなります、もちろん本も。
で、ちっちゃい写真誰ですか?気になります。
Commented by Rottenmeier at 2009-05-07 20:52 x
le-jide-jiさん。まだ本はお読みではない?ネタばれしてますけど、大丈夫ですか?ダヴィンチコードよりずっとスリリングですのでぜひお読みください。だけど、読み始めたら終わるまでやめられませんので、翌日ややこしい仕事がある夜は避けたほうが良いです。たぶん徹夜して読んでしまうと思いますよ。
写真はお楽しみに!
Commented by みき at 2009-05-10 02:48 x
はじめまして。
Pharyさんのところから来ました。
私はダビンチコードしか読んでないんですが(+映画)天使と悪魔もこれから読もうと思っています。
昨日イギリスのジョナサンロスのインタヴュー番組でトムハンクスが宣伝をかねて出演していました。
映画のロケのことにも触れていたのですが、このポポロ教会では撮影ができなかったので、お向かいの対になっている建物(警察署だそうです)が実際の撮影に使われたそうです。
ダヴィンチコードでもウエストミンスター寺院が撮影を拒否したためにリンカーンの大聖堂を替わりに使ったのですが、とても興味深かったです。
映画ではそんな風に別物を使っても、実際に本を読んでその地を訪れるって、とても感慨深いと思います。
また時々お邪魔します。
Commented by Rottenmeier at 2009-05-10 04:57 x
みきさんはじめまして。天使と悪魔、ネタばれしているところもあるのですが(すみません!)、原作はとてもスピード感があって面白いのでぜひお読みください。こうやって旅をしてみると、ますます映画が楽しみになってきました。みきさんのブログもじっくり拝見させていただきます。(先ほどちょっと寄らせていただいたらとっても興味深かったので。)また遊びに来てください。

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